早川和子展、開催中です。

キチキチでは現在、「早川和子展」を開催しています。

木津川市在住の早川さんは、「復元画家」として、歴史遺産や遺物などをイラストで作画されています。

今回のキチキチでの個展は、木津川市ゆかりの作品や、新聞掲載された原画などを、説明を交えながら紹介しています。


9月4日には、トークショーを行いました!

早川さんの経歴をお話しいただいたり、出身や家族のことなど、たくさんのお話しを伺えました。

小学校一年生で、いわさきちひろの絵に強く惹かれた話や、銀座にあるデザイン会社に勤め「そうに」なったことや、空気感の違いを感じまくったこととか。「復元作家になるきっかけは?」という問いかけにも、楽しくお話しをしていただきました。「最初は、遺跡発掘のアルバイトに行ったんです」とのこと。興味ひかれるお話しが続きました。

また、「大事にされていることはなんですか?」という問いかけに対して、「楽しく働いている絵にしたい」と、お話しされていることが強く印象に残りました。

「奴隷のように働いている復元画が多いように思うけれど、当時そうだったかもしれないけれど、楽しいこともあったと思うんです。そういう絵を描きたい。」

早川さんのそういう気持ちが、この復元画の素晴らしさから滲み出ているのだと思います。

また、考古学に携わる人々の懸命さや熱心さ、純粋さや真っ直ぐなところ、人柄も、早川さんが復元作家を続ける大きな力になっているそうです。

「遺跡から、茶碗のかけらのひとつが発掘されただけで、それを机の真ん中に置いてずぅぅ〜〜〜っとお酒飲んで話するんです。ロボットをもらった子供のように。。。笑」

ともお話しされていました。なるほど。笑

キチキチギャラリーに展示しているのは、主に木津川市にあった異物の再現イラスト。

「鹿背山の、あのあたり。。。」「あのへん。。。?」

お越しいただいたお客様も交えて、話は盛り上がりました。



熱心な早川さんファンの方々にたくさん起こしいただきました!

本展覧会では、早川さんの仕事場での様子も、写真で紹介しています。(写真:岩井由美さん)


さて、トークショーは一旦区切りをつけ、そのあとは「似てない?!似顔絵サイン会」が行われました。(似てました!)



早川さんの本を持参された方もたくさん。そこに、似顔絵を描いていただきました!


こんなふうに。

嬉しそうに手に持って記念撮影!すごく似てる!!!

大ファンの早川さんに描いてもらえて、とっても嬉しそうです。

ほかにも、スタッフの似顔絵も描いてくださいました。

似てないなんてとんでもなく、どれもとても似ていました。

しかも、どの絵もあっという間、3分くらいで描かれる早川さん。さすがです!


この日のトークショーは、初めてキチキチにお越しいただいた方もおられ、

とてもとても楽しい、ほんわかした一日となりました。


早川和子展は、9月16日まで開催しています。

キチキチ1階、カフェギャラリーにて。

ランチ・喫茶のご利用なくてもご覧いただけます。

どうぞお気軽にお越しください。たくさんの方々のお越しをお待ちしています。



木津川市情報発信基地キチキチ

情報発信基地キチキチは、キチキチプロジェクトチームが運営しています。 使われていない建物の有効利用を目的としています。さまざまな人々が使うことにより価値が生まれ、情報が集結する基地となるよう日々活動しています。 昭和32年建築のこの建物は、京都府木津土木事務所→検察庁→旧木津町商工会という変遷の後、平成28年多くの賛同者と木津川市の使用許可を得て、キチキチ第1期の改修が完了しました。